デザインビルド(DB)方式
  一つの企業が一体的に設計・施工を行うため、 二件同時に契約する 「設計・施工一括発注方式」のこと。 メリットは、 受注者が有する新技術などを活用することでコスト縮減、 工期短縮が図れる。 また、 設計内容を熟知しているため、 高精度・高品質が期待できるほか、 設計・施工の責任所在も明確になる。 日本の公共工事では、 原則として設計と施工を分離発注しているが、 国土交通省では一二年度からDB方式の試行を開始。 最近では昨年一〇月、 関東地方整備局が入札した 「外郭放水路大落古利根川連絡トンネル新設工事」で適用。 奥村・フジタ特定JVが落札した。 同省では今後、 設計変更・部分払いの方法、 予定価格の作成方法などを中心に、 公共工事への導入へ向けた検討を進める。